Elective Residence Visaとは一種のリタイアメントビザ(退職者ビザ)とされています。とても人気のあるビザカテゴリーですが、申請するには以下の要件をすべて満たす必要があります。
Elective Residence Visa (以下、【ERV】)を申請するには、まずは以下の要件を満たすことが重要となります。
ERVは一種のリタイアメントビザ(退職者ビザ)とされています。したがって、要件を満たされている高齢者の方の申請が通りやすい一方、お若い方の申請の際には【イタリアで就労活動を行わない/行う必要がない】ことを証明するよう求められる可能性が高いです。
1.ERV(イタリア退職ビザ)を申請するためにはイタリアで家を購入すべきであるのか?
いいえ。アパートメントの賃貸契約でも問題ありません。
2.ERV(イタリア退職ビザ)を労働ビザに切り替えることは可能であるのか?
いいえ。ERV(イタリア退職ビザ)は切り替えることはできません。
3.ERV(イタリア退職ビザ)を取得し家族と一緒にイタリアへ移住できるのか?
要件を満たしていれば、ご家族との移住は可能です。しかし、この点で重要なのはイミグレーション上の【家族】の定義です。イミグレーション上、【家族帯同許可】を申請できるのは配偶者と未成年のお子さんのみとされています。例外もありますが、前述以外のご家族の場合、ご一緒に移住できる可能性は低いです。
4.ERV(イタリア退職ビザ)を取得することは難しいのか?
ERVに限らず、あらゆるビザの発行の最終的な判断は審査官(イタリア外務省・内務省など)の自由裁量によって決まります。したがって、すべての要件を満たしていたとしても、追加資料が求められる可能性があります。また、審査官の判断でビザが発行されない可能性もあります。
ERV(イタリア退職ビザ)の場合、31万ユーロを上回る金額ならびにイタリアで【就労活動を行わない/行う必要がない】という二点を確保している場合、基本的に取りやすいビザであると言える。
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She is a Legal Counsel and she holds a Ph.D in Law (University of Bologna). She is specialized in European Union Law and she is the Head of the Japanese Desk and Spanish Desk. She is mother tongue Japanese and Spanish and speaks fluently Italian and English.