Mazzeschi

EU 新しい出入国管理システム≪EES≫を導入

1月 09, 2018

規定2017/2226（2017.11.30）EES　(Entry/Exit System)　を導入すると2017年12月9日, Official Journal of the European Union に掲載されました。

この規定は、シェンゲン加盟国内を短期滞在（90日間から180日間）する非EU国籍者のビザ必要の渡航、ビザ免除の渡航、両方に適用されます。

このEESは、現行のパスポートの手書きスタンピングシステムにかわるものであり、シェンゲン加盟国を訪れる非EU国籍者の身分データ、出入国および入国拒否履歴を電子的に登録することができます。電子認証システムによって非EU国籍、短期滞在者の身元、日付、出入国場所を管理をします。また 渡航者がEU諸国に滞在できる時間を計算し、過度に滞在した非EU国籍者を自動的に特定します。

渡航者の身元を自動的に管理できるので、国境管理の質を改善させ、システムを体系化することで違法滞在者の身元管理も確実となります。

法執行当局が出入国者登録に直接アクセスできるので、安全、治安も改良され、テロとの戦いも強化されるでしょう。

EU-LISA（EU、ITシステムにおける運営管理機関）は、加盟国と協力してEESシステムを構築し、システムが施行される時期を決定します。